第2話: CES2020 ~世界最大級の家電見本市 in Las Vegas~

Mobileye(Intel)の自動運転に関するプレゼンテーション


コナサンミンバンワ、ノマドのノマゾウです。

今月初旬、遂に私も重い腰を上げ昨今話題のCESに行って参りました。

 

イマドキ展示会? しかもクリエイティビティのカケラもなさそうなサラリーマン連中が5GとかAIだとかのイージーワードに踊らされてイノベーション狂騒曲みたいなお祭りやってるんだろ!おまけにラスベガスって安っぽいエンタメ感があって私は全く好きじゃないし・・・くらいに想像していましたが、何と行ってみると大体想像通りで驚きましたww 。ただディスってばかりでもしょうがないので、好き嫌いは脇に置いて、色々分析してみるとこれはこれで色々興味深いことがあったのでご紹介します。

 

まず展示内容は概ね昨今話題の技術で圧倒的未来感とまではいかないですが, 同見本市が過去からどう変遷しているのかに興味を持ちました。自分自身が近年”所有欲”と真逆の ”断捨離” “ミニマリズム” に傾倒する中で、家電見本市が描く未来像に自分の所有欲がどれほど刺激されるか期待が膨らんでいたのですが、結局モノの機能統合・クラウド化・シェアリングエコノミー等”持たない”ソリューションを提起していましたね。以下アプリ別の分析;

 

[家電]

もはや技術が人間の五感を超越しつつあり, 4K vs 8K 映像比較, 高解像度カメラ, 高音質オーディオ等全くピンと来なかった。目玉のディスプレイは超大型, 曲がる等…こんなの必要か? VRはアリかな? でもアレって変態っぽい? オサレ感がないなぁ。

 

[モビリティ]

センサー・コネクティビティ技術がズラリ。興味深かったのは、車の価値って突き詰めると所有物ではなくただの移動手段であって、行き着く先が”MaaS”になると「なるほど自分も車いらないね」と車への興味が無くなる消費者心理。車代・維持費・保険料・駐車場・渋滞・交通事故… 悩みの種でしかない。

 

[スマートホーム]

多少IoTと言いつつほぼ既存技術の延長線上で世界各国のアイディア小ネタがクラスター状態で炸裂してた。例: ペット自動餌やり、蚊殺センサー、 シャワー水量調整、 快眠分析、 音声翻訳機、 遠隔施錠等。既視感溢れるアイディアの連続ながら、やったもん勝ちなふてぶてしさに脱帽。

     

[AI/ロボティクス/ドローン]

これからの有望市場と感じた。人間以上のフィジカル+必要な判断能力を備えた機器があれば人間は大して働かずに済む >> そうすると人間が不要になる >> 人間がいなければロボットもいらなくなる >> そして何もいらなくなる? >> む? 断捨離の極致?

 

・・・でもラスベガスって夜はアガりますね!ラスベガスのあの有名な酔っ払い映画「ハングオーバー!」に思いを寄せつつ、ゲロゲロに飲み歩きました。翌朝Uberの履歴で深夜の自分の足取りを辿りつつ、テクノロジーに感謝なCES体験でした。来年も行くぞー!

 

…続く。